大阪出張前夜、1通のメールが来ました。
差出人は
ノーバイトの渡部さん
「多分、明日釣れますよ。今日の釣果です。」
という文章とともに2枚の添付写真
その写真には
宅配のめがねやさんの重宗さんが釣ったバスの姿が写っていました。※下の写真
一目で分かるかなり大きなサイズ
もう1枚の写真のスケールに横たわったバスの目盛りを見て納得、65cmのスーパービッグでした。
そしてすぐに重宗さんにメール
お忙しいのにも関わらずすぐに届いた返信メールにはその日の詳細とともに「頑張ってくださいね。」という応援メッセージをいただきほどよいプレッシャーとともに今回の琵琶湖での釣りはここから始まりました。
翌日の朝は9時には家を出なければならないため7時に起きてまずはわんこ達のご飯。
バタバタしながらもなんとか出発
予定時刻の12時30分に新大阪到着
無事到着した事をSMSで連絡します。
連絡先は
津波ルアーズの元木さん
そう、ぼく自身、右も左も分からない初の琵琶湖につきあっていただいたのは津波ルアーズの元木さんなのでした。
そして前日、元木さんと電話で話をして今日、琵琶湖へ行く事は既に決まっていました。
なぜなら翌日からの週間天気予報は雷の予報だったからです。
駅まで迎えに来ていただいた元木さんの車でまずは事務所へ向かいます。
事務所に着き早速準備をしている最中に元木さんから2つのルアーを手渡されました。
それは間もなく発売の新作ルアー
「Slapphappy Flap 」& 「Slapphappy Prop」
以前発売された
「Slapphappy」よりもシェイプがやや細く長く引き締まった印象でそれぞれオリジナルのエディープロップとティアドロップ型のギターのピックを模したブレードが装着されていました。
一見するとSlapphappyと似ていると思うかもしれませんが明らかに違うコンセプトで制作された2つの「Slapphappy Flap」 & 「Slapphappy Prop」
今回の琵琶湖釣行でなくてはならないルアーになる事はこの時点で想像もしていませんでした。
波の模様、オレンジ色の津波ルアーズオリジナルボートを積んだ元木さんのチェロキーで高速道路を滋賀県に向かって走っている途中「今日は風が無いな」という言葉で運転席側を見たぼくの目に飛び込んできたのは広大な湖でした。
まさに海の様。
ここまで大きいとは正直思ってもいなかっただけに別世界に来たようなそして琵琶湖へ来たという実感が一気に押し寄せなにか頭の中でカチッとスイッチが入ったような気がしました。
途中、食料や飲み物を買って(ぼくはいつもの関東での釣りの時の感じでおにぎりやパン、水などを買いましたが元木さんはお菓子、多分
ビスコ買ってました・・・笑)ボートを下ろしセッティング、
オリジナルボートバッグ2個にまとめられた2人分の荷物とロッドを積み込みます。
そして湖上へ
まずびっくりしたのがウィードの量、シャローいっぱいに水面までのびたウィードの群生、そして澄んだとてもクリアな水質、水温の暖かさ、ベイトフィッシュ(ギル)の多さでした。
数十メートル進んだところで元木さんの「まずこのあたりから」という言葉とともにスタート。
新作のSlapphappy Propを結んだ1投目、着水ワンアクションでいきなりのバイト。
スキヤキ56がぐぐっと曲がり上がってきたのは40cm弱の琵琶湖での初めてのバス。
幸先の良いスタート、しかも琵琶湖での1投目であっさりとキャッチ。
この40cm弱の琵琶湖バスは一生の思い出になる突然の1匹でした。
琵琶湖へ来てよかった、そう強く思った瞬間でもありました。
しかーし、そう甘くはありません。
その後は沈黙、そしてさらに風が吹いてきてしまいました。
沖は一気に波立ち始め釣りづらい状況になったためシャロー側へ避難、しばらく流してウィードのポケットを見つけて投げた「
Beat Jack del Plastico」へ激しいバイト。
上がって来たのは30cmちょっとの琵琶湖バス2匹目、皮一枚のフッキングでした。
その後またしばらく沈黙、もう1つの新作ルアーSlapphappy Flapに付け替えて数投目にバイト。
がっちりフッキングしたバスは30cm弱でしたがよく引いて楽しませてくれました。
そしてこの日は終了、一番大きな魚は元木さんがテスト中のプロトペンシルに反応していました。
帰路の途中、仕事のスケジュールが1日ずれたこともあり明日も天気がよかったら琵琶湖へということが決定。
ホテルの部屋に着きお腹が空いたのでちょっと食事をしてシャワーを浴びた後、横になった瞬間すぐに寝てしまいました。
翌朝はさすがに疲れて遅めの昼前に起きてシャワーを浴びて準備。
外は雨。
元木さんとの待ち合わせの時間までまだ時間があったので宿泊した東急インのある
江坂の街を少し歩いてみました。
東京で言うとなんとなく下北沢を大きくしたような雰囲気で新大阪からも近いので便利。
前回の出張で泊まったのがにぎやかなアメ村のど真ん中のホテルだっただけに今回は落ち着いて泊まることが出来ました。
軽く食事を済ませて待ち合わせの場所へ向かいます。
雨もそこそこ降っていたのですがとりあえず行ってみようと言う事になり琵琶湖へ向かいます。
そして風裏になる昨日とは違う場所へ入ります。
雷は鳴っていませんが雨は降り続いています。
エリアが違うため昨日とはまったく違う景色、水の色は濁っています。
開始早々、元木さんにバイト、その後の葦エリアでも元木さんにバイトがあるもののなかなかのりません。
そして移動したエリアで元木さんの投げたルアーの後ろに黒い陰、数回チェイス。
ぼくは数メートル横に投げウィードまみれになったSlapphappy Propを回収していました。
ボート際1mくらいのところでウィードが取れてSlapphappy Propが一瞬だけ泳いだ瞬間、下から食い上げるように強烈なバイト、バスの姿が終始見えていたのでうまくあわせたつもりだったのですが強烈な重みを感じた瞬間ばれてしまいました。
推定55cmオーバー
その数投後に同じエリアでバイト、今度はしっかりのったので潜られないよう強引にウィードと一緒に引き寄せます。
元木さんの「50ある!」という言葉でちょっと緊張しながらもボート際まで引き寄せハンドランディングするかネットを使うか迷った瞬間、バスの口からフックが取れました。
すべてがスローモーション
バスはゆっくりと戻っていきました。
たて続けにばらした2本
あきらかに大きく狙っていた魚でした。
その後、同じようなエリアをチェックしたのですがバイトは一回のみ移動して元木さんの投げたプロトのマイティー・アロウジーニョ・デル・プラスティコにも何回かバイトはあるものの魚の姿を見る事は出来ませんでした。
そして2日目は終了
元木さんと遅い食事をして大阪へ戻りました。
翌日は仕事
朝、ホテルをチェックアウトして夕方過ぎに一度、自分の釣り道具の片付けをするため摂津の津波ルアーズ&
ブライトリバーオフィスへ向かいます。
そこで久しぶり(約1年ぶり!?)に
アカシブランドの明石さん、それと前々からお互いの名前は知っていたのですが初対面、
MAKIE-TVのコスギさんにもお会いすることが出来ました。
明石さんはこの日、某河川で良い釣りをしたそうです。
夜、みなさんでご飯を食べにいくという事でもう一泊しようかどうか迷いましたが次の日の大量にたまった仕事も考えやはり最終の新幹線で関東に戻る事にしました。
そして今回の大阪出張は終了となりました。
最後に、、、
関東(とくに地域限定ではありませんがぼくが関東なので・・・)のみなさんへ
琵琶湖に行って思った事をぼくなりに書かせていただきます。
※あくまでも個人的な意見ですのでご参考までに。
まず琵琶湖に行きましょう!
良い時期です。
魚の多さが圧倒的に違います。
楽しいです。
今回ぼくの使用したロッドは津波ルアーズの
スキヤキ56と
スキヤキ56Lです。
ラインはPE62lbの4号です。
ぼくはあえて関東のフィールドでも使い慣れているスキヤキ56Lを持っていきましたが今回は圧倒的にスキヤキ56にダブルハンドルというセッティングのタックルを使用しました。
※元木さんはスキヤキの6ftプロトロッド
ライトクラスのショートロッドでウィードエリアの大きな魚を捕るのが困難なフィールドだと強く感じました。
バットが強く魚を引き寄せる力はもちろん大量に引っかかるウィードをストレス無く引き寄せる強さ、遠投が出来るある程度の長さのあるロッドが理想的です。
そしてルアーに関しても感じることがありました。
今回は広大なウィードエリアでの釣りがメインだったので1投ごとに大量のウィードが引っかかります。
少々のウィードが引っかかっても動いてくれるルアーが必要です。
フロッグを使わなかった今回、大活躍してくれたのが間もなく発売の新作ルアー
「Slapphappy Flap」 & 「Slapphappy Prop」
エリアによって使い分けましたがとにかくぼくの場合この2つのルアーがダントツに反応がありました。
ウィードが多少絡まっても動いてくれるので躊躇なくバスがバイトしてくるのを今回の釣行で体験しました。
おっきいのはぼくがへたっぴなのでばれましたが・・・
今後この非常にたかい能力を持った2つのルアーは関東でもタックルボックスから外せないラインナップになりました。
琵琶湖へは必ずまた行きます。
マナーを守って事故の無いよう事前に琵琶湖の情報やルールを把握してお時間のある方はぜひぜひ行ってみてください。
ほんと楽しすぎます、琵琶湖!
追伸
元木さんをはじめ大阪でお世話になったみなさまほんとうにありがとうございました!
という事で来週は宅配のめがねやさん主催の恒例
TAKUMEGAカップです。
クリアーレイク山中湖での開催という事なのでPEからナイロンに早速ラインを巻き替えました。
アカシブランドさんの
A line
台紙に好みの巻き上げ位置に調節出来るゲージが印刷されているのでかなり便利!